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キアズマ

 ヘルシンキの街中に一際異彩を放った建物がある。

キアズマ1

アメリカの建築家スティーブン・ホールの設計によるフィンランド現代美術館。通称キアズマ。
ヘルシンキ中央駅から歩いてすぐのところに建っていて、鉄道の駅からもよく見える。まるで生き物のようにうねった外観は、近くによるとすごい迫力。ヨーロッパ広しといえども、そうめったにはお目にかかれない斬新な建物。

キアズマ2

中に入ると、メインエントランスの天井からは明るい光が降り注ぐ。光の下には美しい曲線をもつスロープが視線を上階へと導く。白い壁はコンクリートに塗装したものだが、型枠の痕がしっかりと残り、コンクリートに柔らかい表情を与えている。黒く塗られた床がいっそうそれを引き立てる。

キアズマ3

多方向から入ってくる様々な光が滑らかに壁を伝い、独特な肌触り感を出している。彼の書いた建築論を読むと、とても複雑で難解だが、空間の現象を言語で説明しようとするとそうなってしまうのだろうか・・。

キアズマ4キアズマ5

窓の方立てや手摺、ドアノブなどはすべて手造りで彫刻的な美しさと手造りの柔らかさが際立つ。
部分と全体の緻密な関係。スティーブン・ホールの建築もまた光が重要なテーマとなっているようだ。
「光」は現象を生み出すための「素材の1つ」ということだろうか。

誠、フィンランドにふさわしいデザインです。


posted by Toki Tsuboi | 09:41 | フィンランド | comments(0) | trackbacks(0) |
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