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光を奏でる教会

 ヘルシンキから電車に乗って20分ほど行くと、光の美しい教会がある。
建築家ユハ・レイヴィスカ設計のミュールマキ教会。1984年に完成した。

ユハ・レイヴィスカは日本ではあまり知られていない建築家だが、フィンランドではとても有名な人物。建築のほかに音楽にも造詣が深く、創り出す空間もどこか音楽に通じるところがある。

この教会は「光を奏でる楽器」と称されるように、リズミカルに配された何枚もの壁が空間に動きを与えている。その隙間から入ってくる柔らかな光と天を舞うような美しい照明が自然に織り合い、まるで音楽を奏でているかのような直感的な心地よさを与えてくれる。

大きな教会のもつあの独特な崇高さというより、むしろ地域の憩いの場としてのアットホームな雰囲気がある。今日は平日なので中には誰もいなかったが、はじめて訪れた私たちをやさしく迎え入れてくれるような・・そんな懐の深さを感じた。ミサのときにはさぞかしすばらしい空間になるだろうし、今日のように静けさに満ちた教会というのも実にいい。

細部を見るとかなり荒っぽい手仕事も目にするが、そんなことはたいしたことではないと思えるほどすばらしい「空間」がそこにはあった。建築にとって大切なことは何か。そんなことを思わせてくれる教会だった。

ミュールマキ教会1
ミュールマキ教会2
ミュールマキ教会3

posted by Toki Tsuboi | 20:10 | フィンランド | comments(0) | trackbacks(0) |
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