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アアルト自邸
アトリエに続き午後からはアアルトの自邸を見学する。
アトリエと自邸はほんの目と鼻の先という距離。

見学者もいろいろな国からやって来ているようで、
今日だけでも30人近く人はいるだろうか。
それだけアアルトの住宅建築には魅力があるということだろう。

見学まで少し時間があるので、芝生に腰を降ろして休んでいると、
日本語で声をかけられた・・。

話しかけてきたのはフランス人の男性。(マルタさんというらしい)
彼もアアルトの建築を見学してまわっているという。
日本には半年間留学していた経験があり、久しぶりに日本人に会ったので
懐かしくなってつい声をかけたのだそうだ。

オレンジのパンツと、スカイブルーのTシャツ・・なかなか派手なオジサンです(笑)
でもお話してみるととってもいい人で、パリで設計事務所を開いているそうだ。
もしパリにきたら遊びにおいで・・と親切な言葉をかけてもらった。

中に入る前に外観をゆっくりと見学することができた。
すると玄関のドアが開き、ガイドさんが手招きをしてくれた。

玄関先で見学のルールを聞く。2人づつ間隔をおいて入場させて人数を調整しているようだ。
私たちの番が来て、ゆっくりとリビングに出て行くと親密な空気に満ちた空間に思わず息を呑む。

すばらしい空間に出会うとき、人はいろいろな表現をすると思うけど、
ふと「天国に来た・・」という言葉が頭に浮かんできた。
楽園とはたぶんこのような場所のことなのかもしれない。

ゆっくりと流れるやさしい時間だけが家の中を満たしている。
住んでいた人が家を大切にしていた気持ちや、
ここで過ごした時間が住人にとっていかに豊かなものであったかが伝わってくる。
その幸せな空気がここには奇跡的に残っていた。

家の価値はこれみよがしのデザインでも、お金をかけた豪華さでもない。
住んだ人にどれだけ愛されたか・・。家の価値は本来そこにあるのではないだろうか。
ここに来た私たちにアアルトが何かを教えてくれているような気がした。


アアルト自宅1.jpg
リビング
アアルト自宅2.jpg
リビング
自邸5

アアルト自宅4.jpg
作業スペース
アアルト自宅3.jpg
ベッドルーム

posted by Toki Tsuboi | 20:04 | フィンランド | comments(0) | trackbacks(0) |
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